鎌倉「レガレヴ」佐藤亮太郎シェフのケイクパリジャン

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鎌倉「レガレヴ」
佐藤亮太郎シェフの
ケイクパリジャン

チョコとラズベリー、
レモンとけしの実、
抹茶とくるみの３本セットです

新感覚の
パウンドケイクです。

ケイクパリジャンとは、パウンドケイクにたっぷりのガナッシュ（チョコレートクリーム）とナッツがのった、いまパリで流行している、新感覚のパウンドケイクです。
今回ご案内できるのは、左から「チョコとラズベリー」「レモンとけしの実」「抹茶とくるみ」の３種類です。
断面は、横4.5cm×高さ7cm。長さも11㎝。小さめのサイズがオシャレです。
薄めにカットし、常温に戻してから食べるのが佐藤亮太郎シェフのおすすめです。ガナッシュが程よく溶けてケイクとの一体感をさらに感じます。

魅惑の
チョコとラズベリー

パウンドケイクは、ミルクチョコレートベースの生地に、刻んだ乾燥ラズベリー（フランボワーズ）とショコラが入っています。
上のガナッシュ部分には、赤い果実を思わせるブラックチョコレートのフランス・ヴァローナ社のマンジャリを使っています。
ミルクチョコとビターチョコ、チョコのコクとラズベリーの酸味、二つのコントラストが心地よい、まさに新感覚のケイクです。
ナッツは、チョコレートと相性のいいアーモンドがかかっています。

鮮烈な
レモンとけしの実

パウンドケイクには、たっぷりのレモンの皮とブルーポピーシード（けしの実）が入ります。
ホワイトチョコのガナッシュには、レモン汁と皮が入ります。レモンの皮の風味を砂糖に移す技術により、レモンの風味が格段によくなっています。
一般的には全卵を使用することが多いパウンドケイクですが、しっとりとした食感にするため、卵黄だけで焼いています。上にはピスタチオと松の実が散らしてあります。
しっとりとしたパウンドケイク、なめらかなガナッシュ、ザクザクとしたナッツの三位一体の食感を楽しめます。
リモンチェッロも使った鮮烈なレモンの風味が楽しめるこのケイクには、アールグレイを合わせるのが佐藤シェフのおすすめです。

濃厚な抹茶とくるみ

パウンドケイクにも、ガナッシュにも京都産の上質な抹茶を使用しています。やわらかな香りと深みを感じます。
ブランデーがパウンドケイクとガナッシュの繋ぎ役です。飴掛けをしてカリカリにしたくるみが抹茶風味の良いアクセントになっています。
このケイクには緑茶もよくあいます。

パリ気分で
お楽しみください。

お茶を用意して、３種類の味と香りの違いを楽しむのもおすすめです。

ギフトにも
おすすめです。

美しい箱に入っています。手土産やプレゼントにも魅力です。

ケイクパリジャンのつくり手の佐藤亮太郎シェフです。

佐藤亮太郎さんは、フランス在住歴26年。コロナ禍をきっかけに帰国され、2021年9月21日、鎌倉にデセール（レストランデザート）が楽しめるサロン・ド・テと、ケーキ、焼き菓子、パンなどのショップを併設したお店「レガレヴ」を開店しました。

サロン・ド・テを代表するメニューは「パリ左岸のスフレ」です。
「ラペルーズ」という1766年創業のパリ最古の人気レストランで、佐藤亮太郎さんがシェフパティシエを務めていた際に新レシピを開発し、一世を風靡したものです。軽やかで香りのいい特別なデセールを焼きたてで供しています。

ほかに、パン・ド・ミー（食パン）を使ったサンドイッチも人気です。
バゲットではなくパン・ド・ミ。最近のパリでは、若者を中心にバゲット離れがすすみ、やわらかな食パンのサンドイッチ人気が高まっているそうです。

このようなパリの新しい味を楽しめるのもレガレヴの魅力です。

今回のケイクパリジャンもその一つ。
たっぷりのガナッシュ（チョコレートクリーム）とパウンドケイクを合わせた満足度の高い新しい焼き菓子です。
コントラストが鮮明な食感の楽しさ、鮮烈な香りなど、佐藤亮太郎さんならではの魅力にあふれています。

三つ星の「ギ・サボワ」でスーシェフまで体験されている、トップパティシエである佐藤亮太郎さんがつくる、特別なケイクの世界をぜひお楽しみください。

文・白石さやか
撮影・海老原俊之

Régalez-Vous

神奈川県鎌倉市御成町10-4
TEL 0467-81-3719
8:30〜19:00 不定休
サロン・ド・テでは、スフレのほかに、取り寄せできるプロフィットロールなど、さまざまなデセールやサンドイッチを楽しめます。
フランスの伝統を踏まえ、上質な材料でつくられたケーキ類も豊富にあります。
上質なバターをふんだんに使ったクロワッサンなどのヴィエノワズリーや焼き菓子も素晴らしい味わいです。